食洗器の道(3) コスト
これは「食洗器があったら時短になるよね」と思った私がいろいろ調べていくうちに「食洗器」がかなり奥が深いものだとわかり、得た知識を残しておく記事です。
1.食洗器はコストの削減になるか
金銭的コストの削減について、難しい数字抜きにしても、洗剤や水道水の利用量がかなり減り、その節約の結果食洗器本体を買える額が返ってくると言われています。
これだけ聞いても「買うかな?」と思ってしまうのは私だけでしょうか。
時間的コストは少し難しいです。予洗いをして食洗器にセットした後、かなりの時間がかかるようです。機種によりますが、時短モードでも30分、長いものは2時間かかるとか。
その後原則としては取り出す必要があります。所説あって、取り出さないで明日に持ち越す人もいるようですが、取り出す場合は終わるまで待たなければなりません。
果たしてこれを時短と呼ぶかどうか、人によっては迷うと思います。
2.電気代の誤解
手洗いではなく機械を使うので、電気代は追加でかかります。動作が1時間とか長い時間を伴うので、かなりの電気を使うのではないかと思われがちです。
電気代のほとんどが温水と温風です。温水は手洗いでも湯沸かし器を使うので、それがこちらに移行したと考えられます。
温風については衛生上必要とされていますが、節約家は乾燥を中断させて自然乾燥させ、電気代を浮かすのだそうです。
結局、電気代については総じて上がることになります。ですが、手洗い時の湯沸かし器のエネルギーが電気温水に代わり、さらに節水によるコスト削減で、電気代は気になりません。
3.QOLという概念
クオリティオブライフ、使い勝手に関してですが、手洗いから解放されるので、向上するものだと思われがちです。
ですが、どうしても性格上合う合わないがどうしても発生してしまいます。
先ほど書いた、洗って乾燥されるまで時間がかかること、動作音がそこそこ大きいことなどで、ストレスに感じる方がいらっしゃるようです。
また、食洗器そのもののメンテナンスも考えなければなりません。
残菜を捨てたり、フィルターを掃除したり、なにかしら手をいれなければなりません。
流し台がそうであるように、食洗器もまた洗う必要が出てくるのです。
メリットだけでなく、こういったデメリットも当然出てきます。
このデメリットをどう受け取るかで、また必要さ加減が変わってくると思います。
4.手荒れに対するコスト
洗い物をすると、少なからず手荒れします。食器を洗う洗剤が手に対してなんらかの作用をするのは説明する必要がないと思います。
食洗器を使う場合、予洗いが発生しますが、そこで洗剤を使わなければ手荒れは最小限に抑えられます。
手荒れというのは個人差があります。私はそんなに困るほどではないですが、人によっては何度もハンドクリームを塗ったりするようです。
その手荒れが回避できるのなら、それにかけるハンドクリーム代や、その他いろいろなコストについて抑えられる計算になります。
5.最後に
メリットとデメリットについて、コストという側面からピックアップする形になりました。
デメリットを押してなおメリットが大きいと私は思うのですがいかがでしょうか。