高気密・高断熱住宅の根拠になるUA値、C値について
高気密・高断熱の住宅は夏涼しく冬暖かい、とても過ごしやすい住宅になります。
その根拠となる数値がUA値とC値です。
逆に言うと住宅性能で話題になるデータはUA値の前の表現にあたるQ値位しかありません。
Q値で書かれた場合もUA値と変換式があるので大きな問題にはなりません。
UA値とC値を覚えておいてください。
UA値とは「高断熱」の根拠です。
壁や屋根、窓から冷暖房の空気がじわじわ逃げてゆく損失の値です。
C値とは「高気密」の根拠です。
隙間の大きさを指して、ダイレクトに空気が逃げる損失の値です。
UA値を断熱材で低く抑えた上で、C値を工事でうまく隙間をなくすみたいな感じになります。
UA値はそういった材料を使えば比較的簡単に達成できます。逆に言えばお金がかかります。
C値は隙間をなくすために断熱テープを貼ったりするので、手間がかかります。
どちらかが数値が大きい(損失が大きい)と意味がないので
どちらも一定数値を満たす方が性能がいい住宅となります。
その基準がZEHとかHEAT20とかにあたります。
基準についてはあえてここでは説明しませんが
これらを満たす住宅は簡単に言うと「いい住宅」ということになります。
基準を満たしたうえで数値を追い求めるようになると
施工業者が独自研究を重ねているところであるとか
いい断熱材を取り扱っているところであるとか
職人的なこだわりのある工務店やハウスメーカーを
選んで住宅を頼む形になってきます。
(実際に下記UA値とC値を満たした施工物件)
ここから南雲住建の話になりますが
南雲住建ではジョイ・コスのジョイパネルを使ったプランの場合
UA値が平均で0.46W/m²KでC値が0.5cm²/m²以下を保証となります。
これが先の基準でいうとUA値がHEAT20のG1相当になります。
C値については現在明確な基準はありませんが、0.5はいい数値です。
参考として2012年改正以前の次世代省エネ基準では寒冷地は2.0となります。
賞を取った0.12に関してはだいぶいい数値になりますが、
毎回施工した家がここまでいい数値が取れて、それを保証するまでには至っていません。
他社でもそういうメーカーは少ないですし、数値を保証するまでいくとごくわずかになります。
また、C値の計測を実際に行わないメーカーもあります。
南雲住建はC値0.5以下を保証しています。
施工途中で一度計測を入れて改善し、最後にもう一度計測します。
当然0.5よりも低い値で引き渡す可能性は残されています。
南雲住建の高気密・高断熱は経験に裏付けされた根拠ある数値を満たします。